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今日はこちらの『オーシャンズ8』。
主演のサンドラ・ブロックをはじめ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーター、歌手のリアーナまで豪華すぎるキャストをそろえたこの映画。メンバー入りしたくなってもやむなし、の最強犯罪グループでした。
いちいち考えすぎていて面倒くさい?そんな豆腐メンタル的感想にお付き合いいただけると嬉しいです!
💎あらすじ💎
5年の刑期を終え、晴れて仮出所を果たしたデビー・オーシャン。かつて“オーシャンズ”を率いたダニー・オーシャンを兄に持つ、生粋の強盗ファミリーの一員だ。出所して早々、刑務所の中で考え抜いたプランを実行に移すべく、デビーの右腕となるルーと共に個性豊かな犯罪のプロたちに声をかけ“オーシャンズ”を新結成する。集まったのはいずれも一流の才能を持ちながら冴えない生活を送っている、ハッカー、スリ師、盗品ディーラー、ファッションデザイナー、宝飾デザイナーたち。彼女たちのターゲットは、世界最大のファッションの祭典“メットガラ”でハリウッド女優(アン・ハサウェイ)が身に付ける1億5000万ドルの宝石!しかしそこには、網の目のように張り巡らされた防犯カメラ、屈強な男たちという世界一厳しいセキュリティが立ちはだかる。たった一秒の狂いが命とり。しかも祭典の模様は、リアルタイムで全世界に生配信されるという高すぎるハードル付き。世界中が注目する中で宝石を盗み取る、前代未聞で型破りな計画は果たして成功するのか―?そしてこの計画に隠された更なるデビーの計画とは――!?
出典:映画『オーシャンズ8』オフィシャルサイト (warnerbros.co.jp)
💎語りたいポイント💎
人の本質は「心」なんじゃないかな
『オーシャンズ8』はクライム映画だから、主人公も、その仲間たちも犯罪者だ。それなのに引き付けられて好きになってしまう。
冒頭から犯罪の才能が炸裂する主人公デビー。
「かっこいい〜」
でも、 自分の近くにいたら避けたくなるかな?これは映画で、主人公たちは観客に愛されるように描かれているからそう感じるだけかも。
いやいや、そうとも言い切れない気がする。実際に会ってみても、デビーのことはやっぱり「かっこいい」って思うんじゃないかな。
デビーの手腕についてもそうだ。
出所してすぐ、デビーは楽々と高級品を手に入れ、無料で一流ホテルの部屋まで取ってしまう。
サクサクと欲しいものを手に入れていく様子は
「爽快!気持ちいい」
でも、みんながあっさりとだまされるのも映画だから?
いやいや、現実でもだまされても無理はないな、と感じられてしまう。
どうしてだろう?
そう思ったけど、観ているうちに自分なりの理由が分かった。
デビーたちを応援したいのも、デビーたちが人をハメる手腕に納得感があるのも同じ理由だった。
本質は、「何をやっているか」よりも「心」にあるからじゃないかな。
なんでデビーやその仲間たちが魅力的なのか?
それは、やっていることが犯罪であっても、性格や人間性といった心の部分はかっこいいから。
なんでみんな彼女たちにだまされるのか?
それは、彼女たちが相手の心をうまく理解して、掴んでいるから。
そんな彼女たちだから、チームを組んでミッションに立ち向かうこともできるし、仲間に入りたくなる仲良しグループにもなれる。
犯罪計画を進めながら、オーシャンズメンバー同士たのしそうに過ごすシーンがめちゃくちゃ素敵で。。。
「うわーっ、いいなー!こんな仲間が欲しいよぉ」と
うらやましくなってしまった。
オーシャンズのメンバーは、犯罪者だからって誰からも見向きされることなく孤独に生きる。。。なんてことにはならない。
犯罪者だけどかっこよくて、しかもすてきな仲間と笑い合って生きる。ぜんぜん悪くない、なんて思ってしまった。
「人間、心が大事」なんて、よく聞く言葉だ。
犯罪者たちがかっこよく見えて、彼女たちのグループにあこがれる、入りたくなる、なんて、まさにその通りなんだろうなぁ。
こんなことを考えたりもしたけど、映画は最後の最後までスリリング、ずっとユーモアも忘れないエンタメ映画!「観客を楽しませたい!」という気持ちが詰まっている。
うーん、それもまたサービス精神で、すてきな心。。。
映画の内容も作り手たちも、とことん「人間、心が大事」を感じさせてくれる。