映画は飲みもの

毎日映画生活をゆるく実践中。ただの映画好きが好き勝手映画の話をしたいだけのブログです。

【ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生】

出典:https://eiga.com/movie/88154/gallery/20/

✨あらすじ✨

アメリカからイギリスに戻ってきたニュートは、アメリカ合衆国魔法議会が捕らえた強大な魔法使いグリンデルバルドが逃げ出したことを知る。恩師のダンブルドアから特命を受け、パリに向かったニュートは、仲間の魔法生物たちとともにグリンデルバルドの行方を追う。

出典:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

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「ファンタスティック・ビースト」シリーズの第2作です。

前作に続いて、魔法動物たちの魅力に癒されます。ニフラーの愛しさは安定ですね。今回新登場のズーウーも個人的にお気に入りです。いかにも怪物という見た目なのに、中身はまるっきりネコというギャップが良いです。おもちゃを見せられたときの表情もかわいい。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』ズーウーに迫るメイキング映像が公開 | THE RIVER

 

ストーリーは少し複雑でした。1回観ただけだと、登場人物の関係性など全部を把握しきるのが難しかったです。「なにも考えずに楽しむ映画」とはちょっと違いました。

 

複雑さもあるストーリーではあるけど、魔法界や魔法動物の再現がすごいので、その点は問答無用にワクワクしました。

出典:https://eiga.com/movie/88154/gallery/16/

 

【96時間/レクイエム】パパの暴走が相変わらず魅力的なアクション

出典:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/96hours3

🔫あらすじ🔫

トルコで犯罪組織を壊滅させ、幸せな未来を踏み出そうとしていた元CIA工作員ブライアン。ある日、自宅へ帰ると元妻レノーアが変わり果てた死体となっていた。突然の悲劇に動揺した彼は、偶然現れた警官からとっさに逃走してしまい、殺人容疑者として指名手配されることになる。研ぎすまされた頭脳と肉体、そして変幻自在の“特殊なスキル”を駆使し、卑劣な犯人への復讐のため最後の暴走を始めるのだが、愛娘キムにも再び危機が迫る。絶体絶命の状況のもと、果たして娘を守り、真犯人に正義の裁きを下すことができるのか…。

出典:96時間/レクイエム|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式 (20thcenturystudios.jp)

 

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元CIAスパイのパパが暴走する「96時間」シリーズ。今回は元妻殺害の濡れ衣を着せられて奮闘してました。

今回もブライアンパパの暴走は健在でした。「証拠を残さない」という考えはゼロっぽい暴れっぷりです。なんだか「勢いに任せすぎて、ちょっとあちこち雑じゃない?」と感じたりしてしまいました。とはいえ、そこが良さだと思ってるんですけど。

出典:https://eiga.com/movie/81182/gallery/4/

 

ブライアンパパは相変わらず魅力的ですが、容疑者となった彼を追う刑事のドッツラーも良いキャラでした。

正直、最初はヤバい人かと思ってしまいました。あと、「あんまり仕事できなさそうだな」とも。

だって、容疑者が現場に残していったベーグルを食べるんですよ?「そのベーグルも証拠になるんじゃないの?」「そもそも殺人犯かもしれない人が置いていった食べ物って危険かもしれないよね?」ツッコミどころが満載です。

ところが、予想に反して優秀な刑事でした。仕事に熱心で、フェアな判断をする人物、というところも好印象です。

そして、ベーグルを食べちゃった件についてもオチがあるところも良かったな。

出典:https://eiga.com/movie/81182/gallery/3/

でもやっぱり、最後はブライアンパパが持っていきました。"first priority"がなにか?という話はブライアンパパの圧勝です。

 

【君の名前で僕を呼んで】おしゃれで繊細な恋と成長の物語

出典:

https://eiga.com/movie/88214/gallery/12/

 

📖あらすじ📖

1983年夏、北イタリアの避暑地。17歳のエリオは、アメリカからやって来た24歳の大学院生オリヴァーと出会う。彼は大学教授の父の助手で、夏の間をエリオたち家族と暮らす。はじめは自信に満ちたオリヴァーの態度に反発を感じるエリオだったが、まるで不思議な磁石があるように、ふたりは引きつけあったり反発したり、いつしか近づいていく。やがて激しく恋に落ちるふたり。しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づく……。

出典:映画『君の名前で僕を呼んで』 | 映画『君の名前で僕を呼んで』公式サイト。Blu-ray&DVD絶賛発売・レンタル中! (happinet-phantom.com)

 

 

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いやーもう、おしゃれな映画ですね。

まず登場人物たちの暮らしがおしゃれ。外で食事したり、川で泳いだり、木陰で読書したり。ゆで卵の食べ方もおしゃれ。「その食べ方なに?初めて見た!」ってちょっとカルチャーショック受けたくらいです。ゆで卵を食べてるだけなのに。

 

そして、ティモシー・シャラメがすごく良かったです。繊細な演技って感じでした。なぜだか目が離せなくなります。

あの見た目も雰囲気にあってたな。体の細さとか、いかにも「繊細な17歳」です。

そんな繊細な17歳が恋をしたことでさまざまな経験をする夏。その様子を丁寧に描いて、彼の成長にも焦点が当てられていました。そういう意味では、恋愛映画でもあるけど、青春映画という印象も強かったです。

出典:

https://eiga.com/movie/88214/gallery/6/

美しいってことは言うまでもないです。

 

それから、エリオの両親がすてきでしたね。息子の恋愛対象が男性なのに、理解があります。それどころか、全力で息子に味方してくれる。素晴らしい、理想的な親だな、と思いました。最後、「エリオのために」と帰国直前のオリヴァーと旅行させてくれるところなんて、ちょっと信じがたいレベルで良い親です。

 

青年同士の恋という点を除けば、王道の「ひと夏の恋」かもしれません。でも、おしゃれさとか繊細さとかティモシー・シャラメの魅力とかストーリーの良さとか、いろいろな要素が合わさって、退屈しない充実の映画でした。

出典:

https://eiga.com/movie/88214/gallery/5/

 

【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの豪華コンビは必見。タランティーノらしさ全開の1作

出典:

https://eiga.com/movie/89421/gallery/15/

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今日はタランティーノ監督のこちら、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。レオナルド・ディカプリオブラッド・ピットが共演という豪華な作品。この2人の関係性が最高な1本でした。

🎬あらすじ🎬

リック・ダルトンはピークを過ぎたTV俳優。スターへの道が拓けず焦る日々が続いていた。そんな彼を支えるクリフ・ブースは彼に雇われた付き人でスタントマン、親友でもある。エンタテインメント業界に精神をすり減らし情緒不安定なリックとは対照的に、いつも自分らしさを失わないクリフ。そんなある日、リックの隣に時代の寵児ロマン・ポランスキー監督と女優シャロン・テート夫妻が越してくる。自分たちとは対照的な二人の輝きに触れたリックは、俳優としての光明を求めイタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演する決意をするが—。

出典:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド | ソニー・ピクチャーズ公式 (sonypictures.jp)

 

🎬語りたいポイント🎬

2人のキャラも関係性も良い!レオナルド・ディカプリオブラッド・ピットの豪華共演は文句なしだった

この映画の主人公は、ピークを過ぎた元スターとその専属スタントマン。演じるのは、それぞれレオナルド・ディカプリオブラッド・ピットという豪華さだった。まずは、この2人のキャラが良い!

個人的には、レオナルド・ディカプリオ演じるリックが好きだった。リックは、俳優として落ち目になっていることを嘆いて少し情緒不安定になっている。そのせいで少し情けなくなっているところが新鮮だった。でも、その情けない雰囲気はイヤなものではなくて、むしろ庇護欲を刺激するような魅力を感じた

出典:

https://eiga.com/movie/89421/gallery/5/

 

過去の栄光が忘れられていないところも、ちょっと面倒くさいリック。そんなリックと彼のスタントマン、クリフの友情も良い。

車で家まで送ってくれたクリフに「俺の出演作を一緒に観るか?」と誘うリック。正直、自分だったら「面倒だな、帰りたい」と言いたくなってしまう。でも、クリフは「ビールはある。ピザもとろう!」とノリノリで返事をする。「え~」と思いながら、クリフは本当に楽しそう。「兄弟以上妻未満」と表現されていたリックとクリフの関係だけど、まさにそんな感じの良いコンビだった。

そんなコンビがラストで繰り広げるバイオレンスシーンは見ごたえあり。えげつないことをやっているのに「そんな馬鹿な」とつい笑ってしまえるところも良かった。

出典:

https://eiga.com/movie/89421/gallery/2/

 

【ブロークバック・マウンテン】愛について考えさせられる。カウボーイたちの純愛ストーリー

出典:

https://filmarks.com/movies/21842

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今日はこちらの『ブロークバック・マウンテン』。

1963年のアメリカを舞台にカウボーイ2人の愛を描いた映画です。

LGBTQを扱っているけど、いろいろな愛について考えさせられる。そんな1本でした。

🐎あらすじ🐎

1963年、アメリカ西部ワイオミング州ブロークバック・マウンテンの牧場に季節労働者として雇われた青年イニスとジャックは、大自然の中で羊番をしながら一緒に過ごすうちに友情を超えた絆で結ばれ、激しく愛し合うようになる。しかし牧場での仕事が終わると2人は故郷へ戻り、それぞれ結婚して家庭を築く。4年後、ジャックがイニスのもとを訪ね、再会した2人は変わらぬ愛を確かめ合うが……。

出典:ブロークバック・マウンテン : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

🐎語りたいポイント🐎

 

季節労働者として雇われたカウボーイたちが、2人っきりで山奥で生活するうちに恋に落ちる。その恋の行方を追っている本作は、LGBTQの悩みや苦しさも扱っている。

でも、2人の恋愛模様や結婚生活はLGBTQだけではなく、いろいろな場面での愛について考えさせられる

たとえば、イニスの結婚生活。彼は女性と結婚して、子どもも2人生まれるものの生活は苦しい。子どもの世話もしないといけないけど、それぞれの仕事の都合もある。もう1人子供をもうけようと思っても経済的に厳しい。お互いへの気持ちだけではうまくいかない、そんな様子がリアリティにあふれていた。「愛情があってもうまくいかなくなってしまうのはなんでだろう」、そんなことを考えさせられてしまう。

出典:

https://eiga.com/movie/1311/gallery/2/

特に印象に残ったのが、ジャックから一緒に暮らすことを提案されたときのイニスの返事だ。彼は、「お互い、それぞれの人生があるから無理だ」と言う。

分からないようで分かってしまう。イニスにとっての人生は、奥さんや子供たちの日々の暮らしだ。ジャックと会うことは、大事ではあるけど非日常の出来事であって、たとえるなら嗜好品のようなもの。

でも、イニスの意見も分かるけど、「それなら愛って、人生ってなんだろう?」と思ってしまった。好きな人と愛であふれた生活を送る、なんて理想であるはずなのに、それを選ぶことが出来ない。現実はなかなか厳しい。

思い通りにならない現実の中で愛し合うジャックとイニスの物語は、愛について考えさせられる純愛ストーリーだった。

出典:

https://www.vogue.co.jp/lifestyle/culture/2017-02-07

 

【リトル・フォレスト 春夏秋冬】社会人ならつい憧れてしまいそう!癒されるスローライフ

出典:

https://eiga.com/movie/89797/gallery/20/

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本日はこちら、『リトル・フォレスト 春夏秋冬』です。

五十嵐大介の漫画が原作、日本でも橋本愛主演で映画化された作品の韓国版。

毎日の仕事で時には疲れてしまう。そんなときに観たら憧れずにはいられないスローライフの話でした。

🌳あらすじ🌳

恋愛、就職と何一つ思い通りにいかない日常から抜け出し、自然に囲まれた故郷に戻ってきたヘウォンは、旧友であるジェハとウンスクに再会する。2人と一緒に自分たちで育てた農作物で一食一食を作り、食事をする。そんな生活を送りながら、季節は冬から春、そして夏、秋へと移り変わってゆく。やがて再び冬を迎えることになったヘウォンは、四季を通じた日々の中でこれまでの自分を振り返り、新たな春を迎えるための第一歩を踏み出すが……。

 

出典:リトル・フォレスト 春夏秋冬 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

🌳語りたいポイント🌳

社会人として働いていると疲れてしまうことは、誰にだってあると思う。そんなときにぴったりなのが、この『リトル・フォレスト 春夏秋冬』だった。

都会での生活がうまくいかず、故郷に逃げ帰ってきた主人公のヘウォン。今後の進路や家を出て行った母親との関係など、悩みを抱えながらも植物を育てて、その作物で料理・食事をする様子が丁寧に描かれている。自然に囲まれた家とおいしい食事、丁寧な暮らし方、と全部が理想的なスローライフそのもの!「いいなぁ」とつい憧れてしまう。

出典:

https://eiga.com/movie/89797/gallery/17/

ただ憧れの生活を見せるだけではなく、社会人生活や都会生活で抱きがちな悩みを語ってくれるところも共感度が高く、この映画の魅力の1つ。

この映画の中では、ヘウォンだけではなく、幼馴染のジェハ、ウンスクのキャリアについても語られている。ウンスクは故郷に残って就職したが、問題がないわけではない。嫌な上司に悩まされている。

都会でも地方でも、どこでも起きがちな問題。とはいえ、解決はなかなか難しい。

でも、ウンスクは、職場でカラオケに行ったときに上司の頭をタンバリンで叩く、という行動に出る。

よくやってくれた!

ウンスクが取った行動についスカッとしてしまった。

出典:

https://eiga.com/movie/89797/gallery/9/

 

共感したり、憧れたり。疲れた時に寄り添ってくれる映画だった。

出典:

https://eiga.com/movie/89797/gallery/10/

 

【96時間】パパの愛が危険レベルで暴走!疾走感あるアクション映画

出典:https://eiga.com/movie/54420/gallery/15/

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今日はこちらの『96時間』

元CIAスパイのブライアンが愛する娘を救うために1人で戦うアクション映画です。このブライアン、娘への愛がハチャメチャでやばい!

🔫あらすじ🔫

17歳のアメリカ人少女キムが、友人と訪れていたパリで何者かに誘拐された。事件発生時にキムと携帯電話で話していた父親のブライアンは、元秘密工作員の知識と行動力で犯人グループの身元を割り出し、娘を救出するために単身パリへ向かう。

出典:96時間 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

🔫語りたいポイント🔫

娘への愛で暴れまくる!もはや危険人物なパパの戦いがやばかった

元CIAのブライアンが引退した理由は「娘との時間を過ごすため」。そんな娘思いのブライアンは、大事な娘が旅行先のパリで誘拐されたとなったらおとなしくしているわけがない!住んでいるカリフォルニアを離れ(しかもプライベートジェットで)、パリまで駆けつける。そして、スパイ時代のスキルを駆使して、娘を助けようと奮闘する。

出典:

https://eiga.com/movie/54420/gallery/3/

 

この奮闘ぶりがすごい。「必要ならエッフェル塔も壊す」とブライアンが言うシーンがあったけど、ブライアンなら間違いなくやる。それを確信してしまうほどの無茶苦茶さだった

娘を見つけ出す手がかりを探す途中、街中で大暴れするわ、死者は出すわ。なりふり構わずとはこのことか、という暴れぶり。そして、敵に対しては一切の容赦がない。ブライアン側に立って観ているんだけど、「そこまで?」と思ってしまう場面もあるほど。

その暴走ぶりや敵への情けの無さは、危険人物扱いされても仕方ないくらいだった。ちょっと引きそうなレベルの愛で娘を助けようとするブライアンの姿は、疾走感があって目が離せない。

娘を愛するあまり、「このあとはこうするんじゃないかな」という予想を度々裏切ってくれる無茶苦茶さでも楽しませてくれた。

出典:

https://eiga.com/movie/54420/gallery/