映画は飲みもの

毎日映画生活をゆるく実践中。ただの映画好きが好き勝手映画の話をしたいだけのブログです。

【プライドと偏見】古びない古典文学の映画化。絵画のような映像で繰り広げられるラブストーリー

画像3

 

🎀あらすじ🎀

18世紀イギリスの美しい田園風景を背景に、素直になれない男女の恋の行方を描き出す。田舎町で暮らすベネット家には5人の姉妹がいるが、当時のイギリスでは女性に相続権はなく、母親は娘たちを早く結婚させようと躍起になっていた。ある日、ベネット家の近所に独身の大富豪ビングリーが引っ越してくる。長女ジェーンがビングリーと惹かれ合う一方、次女エリザベスはビングリーの親友ダーシーの高慢な態度に嫌悪感を募らせていく。

出典:プライドと偏見 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

ご訪問ありがとうございます。

 

18世紀イギリスの田舎暮らしがかわいい!服や髪形がかわいいし、「何食べてるの?よく分かんないけどかわいい!」という生活が繰り広げられてます。舞踏会のダンスも素朴でほのぼのしますね。ストレスが少なそうな生活だなぁなんて思ってしまいます。

 

でも、彼女たちにも彼女たちなりのストレスはたくさんあるようです。お金がなく、結婚しなければ生活できなくなるかもしれない状況、年齢/適齢期の問題、周りから笑われている家族などなど。原作はイギリスの古典ですが、登場人物たちだ抱えている悩みや問題のなかには私でも共感してしまうものがありました

特に驚いたのが、主人公の母親。「常識に欠けている」と批判されることもある母親は、しょっちゅう「私は繊細なの」と言いつつ厚かましい人物。主人公エリザベスは、それで嫌な目にあったりしてました。「こういう親、18世紀からいたのか」と驚きです。

出典:https://eiga.com/movie/1151/gallery/2/

 

ダーシー氏の描き方が好きでした。「嫌な奴」と思われても仕方ない態度を取ってしまいながらも、エリザベスに惹かれている様子が説明なしでも感じ取れました。そして、エリザベスがダーシー氏を見る目が変わるにつれて、観ている私からしても表情や雰囲気が柔らかくなっていきます。

 

ラストは予想がつくストーリーですが、驚きや新鮮さもあってたっぷり楽しめる1本でした。